授業研究会
老蘇小学校では、教師の授業力を高めるために、自分の授業を公開してお互いが学び合う授業研究会を行っています。今日は4年生の学級で、蒲生郡の小学校で国語を担当している先生方の勉強会と兼ねて研究授業が行われました。
扱う教材は、昔から教科書に載っている、新美南吉の「ごんぎつね」。この教材を使って、主人公ごんの心情の変化を、書いてある文章から読み取り、想像していく学習です。どの学年も1学級しかなくて、人数も三十人足らずと少ない老蘇小学校ですが、シャイな子が多いのか、なかなか自分から手を挙げて意見を言う子がありません。そこで今回の授業では、自分が読み取った内容を友だちにしっかりと話したり、自分の考えと比べながら相手の話を聞いたりする活動をたくさん取り入れました。先生が物語を読んでいる間に、ごんの気持ちがよく分かる箇所に線を引き、その文からどんな気持ちが分かるのかをプリントに書きました。その後、前に座っている子と意見の交換です。それが終わると四人グループでの意見交換です。そして意見を聞いた後の感想をプリントにまとめました。
たくさんの先生に囲まれた子どもたちはとっても緊張していましたが、みんなしっかりと本を読み、意見もちゃんと言うことができました。
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