学びの道筋が見えた音楽会
今日は文芸セミナリオでの音楽会。10月から重ねてきた学びの成果を聴いてもらう日です。保護者席もお家の方々や地域の皆さんでいっぱいになりました。
さあ、いよいよ幕開けです。低学年の子どもたちがステージに並びました。低学年の歌は“斉唱”です。みんなの声を合わせて歌うことが大切です。39人の子どもたちは、じっと先生の指揮を見つめながら歌っています。リズムに乗って、楽しそうです。特に高い声がとってもきれいに、伸びやかに歌えました。合奏で演奏する鍵盤ハーモニカも、その学年にふさわしい吹き方や持ち方で演奏をしています。リズム楽器も木琴や鉄琴も、曲に合わせて優しい音色で演奏できました。
中学年の歌は“輪唱”や“部分二部合唱”に広がります。お互いのパートの音色を聴きあい、音色を揃えて歌を歌います。そして音が重なったときの気持ちよさを感じながらの演奏です。「もみじ」や「空と風の切符」の音の重なりは、とってもきれいに歌えました。合奏はリズム楽器と木琴、リコーダー、鍵盤ハーモニカというシンプルな楽器の組み合わせでしたが、手拍子や歌も交えて、リズム感のある楽しい楽しい演奏になりました。
そして高学年。とっても難しい、伴奏なしの三部合唱「星の世界」に取り組みました。最初から音が三つに分かれています。声を揃え、ハーモニーも感じながら、しかも一人ひとりが確実に音を取りながら歌わないといけません。みんなで耳を澄ませながら、きれいに歌うことができました。もう一曲の「素敵な自分に出会う道」も澄んだ歌声できれいに音を重ねられました。そして合奏。高学年でしか使えないアコーディオンなどの難しい楽器も使いながら、大曲を演奏しました。演奏が終わると、みんなの顔は満足感にあふれています。
今回の音楽会は、学年の育ちに合った、そして確実に子どもの育ちが見える、とっても素敵な会になりました。聴きに来て下さったみなさん、ありがとうございました。また感想を聞かせていただけると嬉しく思います。
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