新緑の候

2009年04月30日

箕作山や観音寺山は今、まさに新緑の季節を迎えています。ところで、私たちは一口に「緑」と言いますが、実にたくさんの「みどり」があります。山々は「みどり」の色でモザイク模様を描いているように見えます。いったい何種類くらいの「みどり」があるのでしょう。子どもたちの持っている絵の具には、せいぜい「緑」と「黄緑」くらいしか入っていませんが、昔の日本人は「萌葱(もえぎ)」「浅黄(あさぎ)」「若草(わかくさ)」「碧(あお)」「翠(みどり)」等々、とてもたくさんの言葉を使って「みどり」の微妙な違いを表現していました。それだけ自然界が人間にとても近いところに存在していたのでしょう。
新緑の候今の我々は段々と色の名前にうとくなってきているようで、ついつい色は「赤」や「黄」「緑」でくくってしまっています。これは色だけの問題ではないようです。学校の子どもたちを見ていても、実にいろんな「いろ」(個性)を持っています。けれど、ともすると○年生の子どもは……と一括(ひとくく)りにしてしまい、子ども特有の「いろ」を見失ってしまうこともあるようです。一人ひとりを大切にする、ということは、一人ひとりの「いろ」を見分けてあげることなのだと思っています。○年生の子ども、というのはあくまでも基準値であり、その前後があるのは当たり前なんだという視点で、子どもたちの生活を見つめていきたいと考えています。(平成20年度ころっけパパの老蘇っ子通信第3号より)

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